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6月“ヒヤッとスポット”紹介。

奈良時代から続く納涼イベント うかいで幻想的な夏を

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かがり火の下、鵜は次々と水中へ。(写真=大洲市提供)

日本の夏は蒸し暑く、涼をとるために昔からさまざまな工夫がされてきました。代表的なものに京都の川床がありますよね。実は、愛媛県大洲市にも似たような川遊びがあるのをご存知ですか?

県庁所在地の松山市から、JRに乗って40分ほどで大洲市に到着。

大洲市には、伊予灘から内陸に向かって肘を曲げたような形をした「肱川(ひじかわ)」があり、6月から9月にかけて「うかい」が行われます。

肱川橋から見る景色は最高!秋には、この河川敷が「いもたき」の会場になります。

「うかい」は奈良時代の「日本書紀」や「古事記」にも記されているほど歴史は古く、かがり火の下、鵜匠(うしょう)の手綱さばきによって操られる鵜がアユなどの魚を獲る、昔ながらの漁法のことです。鵜が獲った魚には傷がつかず、また、鵜の食道で一瞬にして気絶させた魚は非常に鮮度がよいため、天皇や貴族、大名などへの献上品として保護を受けていましたが、効率のよい漁法ではないため、明治以降は衰退していったそうです。大洲の「うかい」は昭和32年より観光事業として始まり、今では岐阜県岐阜市の長良川や大分県日田市の三隅川と並んで日本の三大鵜飼いといわれています。

そんな伝統あるうかいを、昨夏、私も体験することができました!

夕方6時頃、肱川に集合。まだ明るいうちに遊覧船は岸を離れ、川下りが始まります。周囲の景色は碧色の水面に映り、緩やかな流れに乗って川魚料理に舌鼓を打っている間に、辺りは夕闇に包まれます。地上とはまるで違う空気が船上を支配しているようで、不思議な感覚です。

うかいの前に、大洲の町並みを散策。こちらは「おはなはん通り」。朝ドラのロケ地にもなりました。

午後7時を過ぎた頃、赤々とかがり火を灯した鵜船が登場。黒装束をまとった鵜匠が、鵜を繰りながら川を下ってきます。遊覧船と並んで泳ぐ鵜は、アユを見つけると次々に水中へ。アユを横にくわえ、再び姿を現した鵜はちょっと得意顔(のように見えました)。たまには失敗する鵜もいますが、それもご愛嬌。成功した鵜には、船上から自然と拍手が起こります。私たちの船を離れる時には「おつかれさま!」と声をかけてあげたくなります。

約3時間、2.7kmを下って大洲城下に到着しますが、闇夜に浮かび上がる大洲城も大変魅力的です。

地球にやさしく、ちょっと高級な気分に浸れる大洲の夏の風物詩を、ぜひご堪能ください。
地図※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。

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