
港唐津の花火大会。海のような松浦川と、海に突き出た唐津城、左手には船をかたどった唐津市浄水センターが浮かびあがる。海と山が近い唐津ならではの雄大なパノラマが楽しめる
女性たちはありったけのお洒落をして見物に繰り出す。締め込み姿の男たちは女性たちを意識しながら汗を光らせ、力の限り山笠を引き回す。

灯籠に浮かび上がる山笠。締め込み姿の男性が2日間、夜更けまで山笠を引き回す
灯籠に照らされた高さ15メートルもの山笠が真夏の夜を彩る浜崎祇園。博多祇園山笠を模し、伝統的な人形で合戦絵巻を表現した山笠は国内最大級ともいわれる。江戸時代から続く祭りは勇壮な締め込みの男衆が博多山笠を思わせる一方、本場京都の祇園祭の優美さも兼ね備え、闇に映える姿は華やかで何とも言えず幻想的だ。
そんなムードの中、男女が期待に胸を膨らませて祭りに集う。夜更けまで続く引き回しの合間に、カップルたちの甘美な語らいがあちこちに。地元の民俗学者が浜崎祇園を指して「いなせな男衆たちを目当てに女性たちが詰め掛ける祭りはエネルギーがある。そんな地域の祭りは廃れない」と話していたのをしみじみと思い出した。
全国に名をはせる唐津くんちにも引けをとらないエネルギッシュな祭りは7月24、25日の週末。夏らしく恋の物語も語られるのだろう。ちょうどその一週間前。

広い砂浜を舞台に花火見物には絶好のロケーション
18日には同じ唐津市内で砂浜を舞台にした花火大会が開かれる。昨年から2つの大会がひとつになってスケールアップ。唐津で初めて2尺玉の大輪が花咲いた。どこまでも続く砂浜で6000発、1時間の饗宴。浴衣姿で浜にのんびり腰掛け、花火見物には最高のロケーション。右手に視線を向けるとライトアップされた唐津城がほんのりと姿を現す。
唐津市、唐津観光協会、佐賀新聞社の実行委員会で開催する花火大会は港・唐津の一大イベント。海と山が近い唐津ならではのもう一つの楽しみは、山手からの眺望。港と花火の織りなす見事なパノラマが広がる。







