
山川醸造工場
1 「たまり醤油」を造っています。
JAS法の規定では、醤油は五種類に分類されています。「こいくち」「うすくち」「再仕込み」「白」、そして、「たまり」です。主に東海地方(愛知・岐阜・三重)で製造・消費されている醤油ですが、一般に多く出回っている「こいくち醤油」と比較すると製法がまず異なります。

醤油を仕込む木樽
「こいくち醤油」の原料が、大豆:小麦=5:5に120%程度の水で仕込むのに対して、「たまり醤油」は、大豆:小麦=8:2で50%の水で仕込みます。
つまり、大豆の使用量が多いことと、仕込みに使う水が少ないというわけです。大豆のたんぱく質が「うま味」成分のもとになりますので、「 トロリとしたコクのある味」が特徴といわれています。
また、仕込み水が少ないので、当然同じ量の原料からとれる醤油の量は半分以下となる上に、醸造期間は2年をかけます。そして、火入れをしていませんので、酵母菌や乳酸菌が生きたままの醤油というわけです。
2 手をかけることが、心を込めること。
山川醸造は昭和18年創業で、現在の山川晃生社長が三代目。今でも職人が木桶で2年かけて仕込むスタイルを頑なに守っています。

山川社長
「たまり醤油」は週1回「くみかけ」という、底にたまった液をすくいかける作業を繰り返します。「機械ですればいいじゃないか?という声をたくさんいただきます。ただ、常に人の目で見て、体で感じて手を加えてあげる。そこに職人の心が入ると思うのです。」と山川社長。「我々は食べる人の命を預かっている。」「手をかけることが、心を込めること。」という言葉がお話を聞いていてとても印象的でした。
山川醸造では工場見学を受け付けています。
※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。







