
復元された大極殿
今から約1300年前に造営された奈良の都、平城京の北側の中心「平城宮」に大極殿が復元された。
復元された大極殿は東西44メートル、南北約19.5メートルで、東大寺の大仏殿(東西57メートル、南北約50メートル、高さ約48メートル)よりは小さいが、平城宮跡に建つその姿は見るものを圧倒する大きさだ。大極殿では、国家儀礼などの重要な行事が行われていた。聖武天皇が即位したのもこの大極殿だ。
大極殿を囲む南北320メートル、東西180メートルの築地塀も復元されている。これほど巨大な建物がほとんど日本国内で調達したヒノキによる木造であることは驚きだ。 このヒノキを8角材に成形し、古代建築技術により16角材に、さらに32角材、最後に槍鉋(やりがんな)で円柱に仕上げられたというからその苦労が偲ばれる。
これらの伝統的な技術と同時に、地震による揺れを軽減するための最新の免震装置も導入されている。この大極殿のある平城宮跡を含む「古都奈良の文化財」は、平成10年、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。
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