
仙台城跡の北側にそそり立つ石垣
私の住む仙台市には、仙台藩祖伊達政宗によって築かれた山城・仙台城があります。とはいっても城は残っておらず、今は再建された脇櫓などの一部施設を見るのみ。城跡が存在するのみです。

石垣の秘密が分かる見聞館
そういった中で、昔の面影をとどめる数少ない建物が、石垣なのです。本丸跡の北側を取り囲む石垣は、全長170メートル。高さは地上から17メートル(最高地点)あります。「巨大」と言い表すには語弊があるかもしれませんが、仰ぎ見ると、迫り来るような圧力を感じます。全国的に見ても規模的になかなか大きいようです。なだらかな曲線も美しい。
ところで、『マニアは石垣』なんだそうですよ。
なんだソリャって?ある日の新聞記事にそんな見出しを見つけたのです。城の石垣特集でした。全国には熱心な城郭ファンがいるようですが、そういう人たちが行き着く先は石垣なのだそうです。『城好きが高じると、天守閣よりも石垣に目が行く』とか。
なぜか。『天守閣は昭和に建て替えたものが多いが、石垣は大半がそのまま』だから。つまりは、昔の姿をとどめているから。
記事では、石垣の魅力をこうも記していました。
『石垣は石の積み方などに歴史が宿る。(中略)石垣を注意深く見ていくと、様々な発見があるのも魅力。石材の中に、石の臼や仏、ひつぎがまじっている石もある』(『』内は全て日経MJより引用)
昔の石工たちの息づかいや時代の面影を見ることができるのでしょう。そこに歴史ロマンを感じるのかも。最近では、若い女性の間にも石垣好きが増えているようです。

石垣の上には本丸跡が広がる。写真奥に見えるのは仙台市街、左手は伊達政宗騎馬像
石垣を見るには、JR仙台駅西口バスプールから出ている観光シティループバス「るーぷる仙台」を、仙台城跡前バス停で下車。バス停手前が石垣です。または、一つ前の博物館・仙台国際センター前バス停で降り、上り坂を歩きながら仙台市街を眺め、石垣までたどり着くという方法もオススメです。
仙台城跡には観光名所の伊達政宗騎馬像がありますし、資料館「見聞館」では石垣や修復工事について詳しく知ることができます。
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