
朴島の菜の花(写真/塩竈市観光物産協会提供)
「日本三景」を背景に、離島の花畑を散策しませんか。
松島260余りの島々の中に「浦戸諸島」と呼ばれる4島があります。
海水浴客らが集まる「桂島」、ラベンダーのシーズンが美しい「野々島」、遺跡や文化財が残る「寒風沢島(さぶさわじま)」と、セールスポイントは各島それぞれですが、ゴールデンウイークに出掛けるなら断然「朴島(ほうじま)」。4月下旬から5月初旬にかけて島全体を菜の花が覆い尽くし、海の青とのコントラストが見事です。

市営汽船から見る松島の風景
浦戸諸島へ行くには、塩竈市市営汽船を利用します。本土にある観光桟橋「マリンゲート塩釜」から朴島までは片道50分余り。
途中、風光明媚な「日本三景」松島も堪能できます。大小の島々を眺めながらカモメにエサをあげたり、船で過ごす時間も楽しい。
桂島や寒風沢島には民宿や商店がありますが、朴島にお店はありません。
松島観光の中心地、JR松島海岸駅周辺のような近代的なホテルや観光施設はもちろん、コンビニも食堂もない。あるのはただ、豊かな自然と散策路だけ。昼を挟んで出掛けるなら、弁当の準備が必須です。
仙台藩の軍用金が隠されていたという伝説から、朴島には「宝島」という呼び名もあるそう。ものにあふれた便利な日常から離れた貴重なひと時も、ある意味“宝”なのかもしれません。

昔ながらの手作業で行われる「塩竈の藻塩」づくり
市営汽船を利用するついでに、塩竈市本土で味わうローカルフードもまた格別。塩竈は日本屈指の“すし激戦区”です。生産日本一を誇るかまぼこや、地酒「浦霞」「於茂多加」も美味。
お土産には、名物「塩竈の藻塩」がお薦め。そもそも「塩竈」の地名は、鹽土老翁神がこの地に製塩技術をもたらしたことに由来します。鹽土老翁神をまつる「御釜神社」では毎年7月、古代の製塩を再現した「藻塩焼神事」が行なわれていて、この神事の製法にならって手作りされているのが「塩竈の藻塩」。藻塩を使った料理や商品も、マリンゲート塩釜など市内の多くの飲食店や菓子店などで提供されています。
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