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1000年続いた「笑い」の舞台

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仁和寺の御室桜、大原三千院のしだれ桜に緑の葉がまじり、約1ヶ月続いた「桜」の季節の終わり。京都三大祭の一つで1300年以上の歴史を持つ葵祭りのちょっと前。ゴールデンウィークとは、そんな時期。

とはいえ、何かあるのが古都京都の強み。京都三大念仏狂言の一つ本ゑんま堂大念仏狂言が、毎年5月1日から4日にかけて行なわれる。引接寺(千本ゑんま堂)のご本尊は地獄のえんま様で知られる閻魔法王を本尊。一説には平安時代、小野篁が閻魔法王像を建立したのが始まりと伝えられる由緒ある寺院である。

大念仏狂言に伝承されるのは約50曲、壬生大念仏狂言・嵯峨大念仏狂言が無言であるのに対して、有言で話の筋もわかりやすく、その舞台は独特でユーモラスな動きとともに観客の笑いが絶えない。

平安時代末期の混乱期に一時中断があったものの、その後も形か少しづつ変えながら受け継がれ、明治、大正、昭和初期には2週間程度の興行で行なわれ多くの市が立つなど、市民に愛されたエンターテイメントであった。しかし高度成長にわく昭和40年代、時代の流れに遅れ再度の中断。千年以上続く歴史を途絶えさせまいと、昭和50年に有志により復活。今日この日も連綿と受け継がれてきた。

いくつもの時代の中で町衆に愛された「笑い」のエンターテイメント。そぞろ歩きの気持ちよいこの季節。屋外の舞台を楽しむのもまたおもしろいのでは。
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