
大量の招き猫!
路面電車ではないけれども、2両編成で最高速度時速40キロ。東京世田谷の住宅街をゆっくりと走る電車、世田谷線。都会においてこのゆったり感はなんだか和むんです。
三軒茶屋-下高井戸間の10駅5kmを約20分で結んでいます。今でこそ車体はカラフルですが昔は緑色の車体に木製の床の車両。宮の坂駅下りホームに横付けされて保存されているのは、もともと世田谷線として走っていたのが江ノ電に譲渡され、90年まで湘南の町を走っていた車両。とってもレトロでかわいいんです。
世田谷線が保存されている宮の坂駅前の通りを東に少々行くと豪徳寺の参道が見えてきます。豪徳寺は言わずと知れた招き猫発祥の地。当時の藩主井伊直孝がこの寺の前を通りかかった時、手招きする一匹の猫に誘われるように寺へ入ったその瞬間、豪雨になり先ほどまでいた場所に雷が落ちてきました。難を免れたところから井伊家がこの寺を護るようになり、福を招く「招き猫」の風習が広まったと言い伝えられています。
「猫観音」が祭られた招福殿の脇には、奉納された招き猫がずらりと並んでなんだか不思議な雰囲気。なかなか見られる光景ではありません。
世田谷線沿線は商店街も魅力的。なかでも山下駅。降りるとすぐに商店街に踏み込んでしまいます。昔の面影のままの精肉店や、まるでおとぎばなしの中に入ったようなかわいい蜂蜜専門店やら、小さなお店がぎゅっと立ち並んでいます。
東京っぽくて東京っぽくない、現代っぽくて昭和っぽい、既存の言葉では言い表せないような雰囲気漂う世田谷線沿線。ふらっと訪れてください!
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