
男女の死体が発見されたのはこの辺りか。現在は人工島アイランドシティを臨むことができる
情死体が見つかった香椎海岸へ

事件当夜、香椎浜で死んだ男女ではと思われる二人連れが目撃される。国鉄香椎駅前の果物屋の店主は、21:24着の上り列車から降りた二人を目撃
四七太郎:福岡市内を走る在来線といえば、JRでは鹿児島本線、筑肥線、香椎線、私鉄では西鉄の大牟田線、貝塚線、宮路岳線かねえ。
S美:東京みたいに私鉄が入り乱れとらんけん、鉄道ファンには少々さみしい感じかも。
四七太郎:でも、それぞれ個性があって地域の生活に密着した路線ばかり。どこに乗っても福岡っ子の生態をのぞけること請合いばい。そんな中、ぜひ旅してほしいのが、郷土の英雄作家・松本清張の最初の長編で代表作「点と線」の舞台になった駅や海岸を巡るコース。
S美:2007年にドラマ放映されたときは福岡東署の鳥飼刑事役を北野たけしが演じよったね。博多弁飛び交うドラマで、当時の博多の男の無骨な感じもよう表現しとんしゃった。

一方、西鉄香椎駅21:35分着の電車を降りた会社員は、男女の一組に追い抜かれたと証言。現在は高架線になり駅舎も当時の面影はない
四七太郎:事件は「香椎海岸」に情死体が打ち上がるところから始まるんやけど。現在は埋め立てられて、作品が書かれた当時からは海岸線がかなり違っとると思われるばい。自分たちはこの浜をよく香椎浜って言うね。
S美:近くに香椎宮の鳥居があるのは、昔から変わらんはず。ただし、現在は人工島アイランドシティが見えたりして景色は相当変わっとうよね。
四七太郎:この海岸に行くにはJR香椎線か西鉄貝塚線の「香椎駅」で下車を。死体として発見された人物が降り立った駅として、そして二人の目撃証言があった場所として、作品中にも重要なポイントとして出てくるね。
S美:「国鉄香椎駅」(現在はJR)、そして「西鉄香椎駅」。歩いておよそ5分のところに同名駅があって、同じような目撃情報があったことが、ミステリーを呼ぶんよね。
四七太郎:はいはい、果物屋の証言ねー。この駅に着いたらつい果物屋を探してしまう自分がおるもんね。近くにはほかに由緒正しい「香椎宮」、福岡の子どもの強~い味方「かしいかえん」があります。

香椎参道沿い「ケーキハウス1(アン)」の名物カスタードパイ「幸せいっパイ」は2時間以内に召し上がれとのこと。1個105円
S美:遊園地といえば「かしいかえん」やったね。香椎宮への参道はスイーツのお店や喫茶店などが並んでいて休日歩きにもぴったりです。
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