
いざ出陣! 「戦国のろし祭り」で熱戦が繰り広げられる騎馬チャンバラ
魚津市南部の中山間地域に位置する松倉地区。松倉城は室町中期から戦国期まで新川守護代などを務めた椎名家の本城で、県内最大級の山城で、戦国期は県東部を治める拠点だった。天正元(1573)年ごろ、上杉謙信に攻め落とされた。
松倉地区は、城の廃城、金脈の枯渇で人口流出が続き、過疎が進んだ。一方で、椎名家や仕えた武将の子孫は今も住んでおり、生まれ育った郷土を守ろうと、地区再生を目指す動きが活発化している。

松倉城本丸跡からは平野部や富山湾が一望できる
上杉軍が攻めてきて、のろしをあげた様子を再現した「戦国のろし祭り」は、市民のそんな熱い思いもあり、17年続いている。毎年5月に松倉城会場を中心に開かれる。昨年は、NHK大河ドラマ・天地人で同じ市内にあったとされる「魚津城の戦い」が放映され、全国的にも話題を呼んだことから、のろし祭りは、松倉城のほか、魚津城も会場に加わり、史跡を巡るウオークラリーや騎馬チャンバラ、うまいもん市など、例年になく盛大に行われた。
これまで、松倉城や魚津城は、郷土史家の研究対象になることはあっても、地元住民以外は、それほど関心を抱くことはなかった。大河ドラマ効果で、魚津を全国へ売り込む好機となった。今後、さらなる観光客の増加に期待したい。
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