
水戸駅前にある「水戸黄門、助さん、格さん」像。水戸市内には水戸黄門の像が7つあります。
天下の副将軍でおなじみの「水戸黄門」。誰でも一度ぐらいはテレビで見たことがあると思います。水戸黄門こと徳川光圀が世直しのために日本各地を漫遊したという物語ですが、実際の徳川光圀はどのような人物だったのでしょう。
徳川光圀とは、水戸藩の2代藩主で「義公」と呼ばれていました。大日本史を編纂したことで有名ですが、その他にもさまざまな逸話が残っています。しかし、諸国を漫遊したという記述はなく、助さん格さんを連れて漫遊したのはどうやらドラマの世界だけのようです。ドラマで護衛として登場する助さん格さんは、モデルとなった人物がいました。助さんは佐々十竹(ささ じっちく=別名佐々介三郎)、格さんは安積澹泊(あさか たんぱく)といい、光圀公が彰考舘で大日本史を編集されたとき仕えた人々のなかで総裁になった方々です。

毎年8月上旬に開催される「水戸黄門まつり」
光圀公の逸話でおもしろいのが、日本で最初にラーメンを食べた人物だということです。
水戸藩に来た儒学者から伝えられた中国式の麺(めん)料理がラーメンの始まりといわれています。その味を再現したラーメンが水戸市内の中華料理店で食べることができます。その名も「水戸藩らーめん」。水戸に来たときはぜひ、300年の歴史を超えた、いにしえの味を試してみてください。また、光圀公が当時食べた料理を再現した「黄門料理」が水戸市内の料理店で食べることができます。医食同源の思想を持っていた光圀公はその料理のおかげか江戸時代に74歳まで生きたそうです。
毎年8月の第1金・土・日の3日間開催されるお祭りが「水戸黄門まつり」です。初日には、市内にある千波湖で約4,000発の花火大会。2日目、3日目は市内のメーンストリートを中心に、「山車フェスティバル」や「神輿」、市民が熱気あふれる踊りを披露する「市民カーニバル」、タレントも参加する「水戸黄門パレード」などのイベントが開催されます。昨年のパレードにはテレビ番組「水戸黄門」に出演している、原田龍二さん、合田雅吏さん、由美かおるさん、内藤剛志さん、林家三平さんが参加しました。

水戸の銘菓「吉原殿中」。きなこの香りの素朴な味わいが特徴です。
ここで水戸の銘菓をご紹介します。
徳川家にゆかりのある和菓子「吉原殿中」です。
江戸時代、第9代水戸藩主・徳川斉昭の時代に「殿中」で「吉原」という奥女中が、残ったご飯を蒸し直して飴(あめ)ときな粉をからめて作ったのが始まりと言われています。倹約を勧めていた斉昭が好んで食べたそうです。素朴でなつかしい味わいですので、お土産にどうぞ。「亀じるし お菓子夢工場 47CLUB店」で購入できます。
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