
山全体が桜の花で覆われる!
「願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃」-
西行法師が詠んだ有名な歌ですが、この季節になると、西行がこの歌に込めた想いが少しは分かるような気になるから不思議なものです。日本人の桜好きは、その散り際の美しさによるとよく言われますが「葉隠れ」などに代表される武士道の名残がまだ民族の中に生きているのかもしれませんね。

イベント満載!
堅い話はともかくとして、一年のうちで桜が咲き誇るこの季節が一番好きだ、という人は西行でなくても多いように思います。かく言う私もその一人ですが、野山など自然はもちろん、学校や企業も希望に胸を膨らませた新人を迎え、多くの人たちが人生の新しいステージに立つこの季節は、何となくうきうきした気分になるのは私だけでしょうか。
会社の若手に「桜がいい時期になったねぇ」と、それとなく花見のセッティングを催促すると、「そうですかねぇ」と気のない返事。最近、酒を飲まない若者が社内にも増えているのは感じていましたが、この時期に飲まなければいつ飲むんだ-と一抹の寂しさは禁じ得ません。
仕方ないからオッサン連中でやろう!ということになると、もはや場所はどこでもOK。
なにが目的やら分からなくもなりますが、山梨にも桜の名所と言われるところは少なくありません。

桜並木に一陣の風が吹く
なかでも「さくら名所百選の地」にも選ばれた鰍沢町・大法師公園の、特に夜桜は圧巻です。2000本を越える桜がライトアップされた光景は息をのむ幻想的な美しさで「西行さん、同感!!」と叫びたくなる?かもしれません。お隣の南アルプス市は桃の花に時期には「桃源郷」が代名詞になりますが、鰍沢町を挙げての「さくら祭り」の期間中は、何か町ごと桜源郷(という言葉はないか)と化したかのような雰囲気に包まれます。
ここまで書いたところで「山梨ってすごくいい所じゃん!」と改めて自分の住む地域を認識し直した次第で、粗忽者のそしりは免れませんが、まだまだ私の知らない山梨も数多くあることでしょう。今年は郷土を見つめ直すことにしようと思います。
※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。








