
桜の名所として知られる上野城。ライトアップされた夜桜も美しい
少しづつ気温が暖かくなり草木も春めきはじめ、桜の季節も近づいてきました。私の住む、ここ三重県にも桜の名所がたくさんあります。四日市の「海蔵川沿い」、桑名の「九華公園」、伊勢市の「宮川堤」など行ったことがない所もあるので、この春、ぜひ足を伸ばしてみたいです。

伝統的な日本家屋に見える忍者屋敷。至る所に仕掛けられたカラクリが面白い。
今回は、去年訪れた三重県伊賀市にある上野城の桜を紹介させていただきます。伊賀市は「伊賀忍者」発祥の地、「松尾芭蕉」の生誕の地などとして有名な歴史深い地です。白鳳城とも呼ばれた美しい「上野城」を中心とする城下町があり、城周辺は桜の名所とされ、満開の時期にはたくさんの観光客が訪れます。約30メートルもある内堀の石垣は日本一といわれ、黒澤映画のロケにも使われています。そんな白鳳の城、上野城をバックに眺める桜は、実に赴き深く歴史情緒に浸れます。
また、城下町には碁盤の目状に立ち並ぶ家々の中に武家屋敷や史跡などが点在しいて、大通りを歩くと、両脇には老舗から新しくオシャレな飲食店、種類豊富なお土産屋さんなどが、軒を連ねています。忍者発祥の地ということもあり、至る所に忍者をモチーフにしたオブジェや忍者屋敷などを見つけることができます。忍者屋敷は重厚な茅葺きの屋根に守られた日本家屋で、忍者が軽やかに活躍していた時代背景を感じさせてくれました。裏路地には昔ながらのお店も多く残り、街に新旧の文化がうまく共存しているようです。

町の至る所で忍者の模したオブジェや標識が楽しめる。
その後、芭蕉生誕300年を記念して建てられた「俳聖殿」にも寄り、堂内には芭蕉翁の等身大伊賀焼座像や資料などが展示されていました。「またひとつ賢くなってしまったな」と思い込みつつ、ふらりと立ち寄った和菓子屋さんで名物の「丁稚ようかん」をお土産に買い帰路につくことにしました。そんな桜を求め訪れた歴史ある伊賀市で、タイムスリップな休日を楽しみました。
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