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3月梅見・花見

箱庭のような瀬戸内海の絶景に、桜のひさしがかかる・・・

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春霞にけぶる燧灘と桜。ぐるり270度、こんな景色が開けます= 紫雲出山山頂園地より撮影、2009年3月

香川でお花見?花見?花見…? と真剣に悩んでいたから、原稿の締切が守れなかった、という言い訳をするつもりではないのです。でも、本当に思いつかなかったんです、あまりにも身近にありすぎて…。

香川県でお花見するといえば、それは玉藻城(高松松平藩の城跡)・桜の馬場でもよろしいでしょう。もちろん、兼六園より美しい(と県民は信じている)栗林公園の梅~桜の移り変わりもすばらしいものがあります。しかし、瀬戸内海国立公園を目の前にした香川県ですもの。ここは、その素晴らしい景色と桜の競演を見たくありませんか?

ライターのおすすめはふたつ。三豊市詫間町の「紫雲出山山頂園地」と、高松市~坂出市にかけての高松王越坂出線「大崎の鼻」周辺です。

紫雲出山山頂園地は、香川県の西部、燧灘と瀬戸内海のちょうど境目あたりに突き出した半島の頂上にあります。そこからは右に塩飽諸島、遠くには瀬戸大橋。左には燧灘の遠くに、しまなみ海道までが見渡せるという素晴らしい眺望。春にはソメイヨシノなど3種、約1000本がいっせいに開き、桜色のひさしに、輝く春の海が広がる…という夢のような景色になるのです。
紫雲出山は弥生時代中期(今から約2000年前)の高地性集落遺跡があり、復元模型も。弥生人がこの景色を独り占めしていたのかと思うと、ちょっぴりうらやましくなりそうです。

さて、お次は「大崎の鼻周辺」。香川県の中心部にある小さい山脈、五色台が海に突き出している下をぐるりと巻いて走る海沿いの道に、桜並木が並んでいます。この海域は瀬戸内海で最も狭い海峡部分に当たり、対岸の岡山県が手に取るように見えます。並木の合間に見える海には、すぐそこに小槌(こづち)島、少し距離をおいて大槌(おおづち)島。遠くに瀬戸大橋が見え、その足元を縫うように貨物船が…。春霞にかすむ穏やかな瀬戸内海、そこに桜色の縁取りをつけた景色は、一幅の絵のようです。写真の腕に覚えあり!な方にこそ、ぜひ訪れてほしいものです。

ちなみにどちらも、公共交通機関にとぼしく、また適度なワインディングロードですので、ライダー&ドライバーの方におすすめ!
地図※大きな地図をご覧になりたい方は地図画像をクリックしてください。

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