
本殿の右手に咲き誇る「飛梅伝説」の飛梅
必見。道真公を追って一夜で飛来した「飛梅」

濃い花の色と香りの本殿横の枝垂れ梅
県の花が「梅」というくらい、福岡人にとって特別な梅の花。中でも太宰府天満宮に咲き誇る200種・6000本の梅、梅、梅は、福岡に春を告げる風物詩といえ、一見の価値ありです。極早咲き、早咲き、本咲き、遅咲き、極遅咲きと、早くは1月から4月にかけて次々と色づき、香る花々。天満宮内は梅パラダイスなのです。
最も有名なのが境内本殿の右側にどっしりと構える「飛梅(とびうめ)」。2月中旬に満開を迎えた薄いピンクの花は、上品なたたずまいと格別の存在感で一際目を引きます。いにしえの901年、菅原道真公が京都から西の果てである太宰府に左遷される折、旅立つ晩にこの梅の前で「こち吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と詠んだとか。さらに、別れを悲しんだこの梅が、道真公を追って一晩でこの地へ飛来したというのが「飛梅伝説」。この主人公ならぬ“主梅公”がこの木というわけです。うーん、1100年の遥かなる時を越えたファンタジー。神木として福岡県民だけでなく、全国から訪れる人々に愛されている存在です。

ヨモギ入り梅ヶ枝餅は毎月25日にだけ出逢えます
天満宮の権禰宜・真さんによれば、本殿をはさんで左側の濃いピンクの枝垂れ梅が極遅咲きで、これから本格的な見ごろを迎えるとか。そのほか敷地内の「邂逅の苑」、3月7日に平安から続く神事「曲水の宴」が行われる「曲水の庭」にも美しい梅が咲き乱れています。
ちょっと一休みしたくなったら、名物・梅ヶ枝餅をどうぞ。梅の味はしませんが、梅の紋が焼き付けられたやさしい味わいのあんこ餅です。道真公の誕生日と命日にちなみ、25日だけはヨモギ入りが販売されていますから、25日を狙って行くのもおすすめです。
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