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3月新生活

新生活 信州のローカル食を楽しもう

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南信のお盆の定番「てんぷらまんじゅう」

南信のお盆の定番「てんぷらまんじゅう」

地域独自の食文化というのは、その土地へ行ったらぜひとも味わってみたいもの。
今回は、新生活をはじめる皆さんに、「信州のローカル食」をいくつかご紹介したいと思います。地元の人は、まさか「ローカル食」だなどとは思っていないかもしれませんが、歓迎会などで話題にすればひとしきり盛り上がることでしょう。

まずは「てんぷらまんじゅう」。諏訪・伊那・飯田地方を南の信州の意で「南信(なんしん)」といいますが、その南信では、お盆の仏様へのお供えに「てんぷらまんじゅう」が欠かせません。まんじゅうに衣をつけて揚げる、まんじゅうのてんぷらです。こしあんの甘さと衣の油加減が絶妙にマッチして、揚げたてもいけますが、冷めてもうまいのですね。この「てんぷらまんじゅう」、全国的にも珍しいらしく、南信と福島の会津地方にしかないと聞いたことがあります。しかし時期が来ればスーパーにそれ用のまんじゅうのパックが並ぶほどに当たり前の食べ物なのです。まんじゅうをてんぷらにするだけなので、ご家庭でも挑戦してみてはいかがでしょうか。まんじゅうを半分に切って揚げると、衣からあんが透けて見えて、あんと油がなじんだ感じがして、丸ごと揚げるよりおいしいと思います。

根曲がり竹

根曲がり竹

長野市を中心とした北信(ほくしん)では「根曲がり竹」「にらせんべい」を紹介しましょう。まず「根曲がり竹」。細いタケノコ、といえばいいでしょうか。春の山菜シーズンに登場し、焼いたりみそ汁にしていただきます。特にみそ汁!サバ缶を加えて作るため、この時期の北信でのサバ缶消費量が増え、メーカーが当初不思議がったとか。北信では春を感じさせる味であり、居酒屋などでメニューにあると仲間みんなで喜んでしまいます。ちょっと一杯の締めにうってつけなので、メニューにあったらぜひともご賞味ください。

にらせんべい(揚げたもの)

にらせんべい(揚げたもの)

最後にご紹介するのは「にらせんべい」。といってもカリカリボリボリ食べるせんべいとは趣が異なります。ニラのお好み焼き、チヂミが近いでしょうか。油でせんべい状に揚げるものや焼いたものもあり、ニラの香ばしいにおいがたまりません。これに砂糖しょう油をつけていただきます。居酒屋ではお目にかかったことはないので、家庭の味なのでしょうが、食べ始めると意外と止まりません。素朴な味にお茶がすすむ一品なのです。

信州は季節ごとにおいしいものがいっぱい。縁あって新生活を送る土地を大いに楽しみましょう。


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