
ホッキの水揚げ。徹底した管理漁業で漁獲を確保している 山元町磯浜漁港(宮城県漁業協同組合山元支所) 〒989-2111 宮城県亘理郡山元町坂元字浜2-8 電話0223-38-0317 車でアクセス 仙台市街から国道4号を南下。岩沼市で国道6号に分岐。県境まで進み左折(約90分)
各メディアの住みたい町ランキングで常に上位にランクされる仙台は、地元民が言うのも何だが住みやすい街だと思う。

ホッキ飯は仙台市内でも食べられるが、山元産かどうかは? 間違いのない本場で食べたい。写真は亘理町・旬彩館のほっき飯定食(1,260円)
なんてったって、気候がいい。暑からず寒からず、関東以西の方々は「所詮、東北ではないか」とおっしゃるかも知れないが、北は盛岡の底知れぬ寒さや、西の山形の雪と夏の暑さ、南の福島の過激な寒暖の差は、ここにはない。冬でもマイナス気温になることは少なく(今年はちと寒い)、積雪量は東京の郊外に負ける。夏の30度を超える暑さは、ほんの一瞬。エアコン不要の穏やかさだ。筆者は学生時代を北関東で過ごしたが、その暑さ寒さに驚いた。 ちなみに台風も仙台を避ける。数年に一度、顔見世興行をしていくが、西の方ですっかり勢力を使い果たし、熱帯低気圧直前の出がらし状態のヤツが、たいがい夜中に通過していく。怖いのは宮城沖地震だけである。
で、次は水と食い物だ。奥羽山脈の雪解け水のせいか、水道の水に質、量ともに不満をもったことはない。水と米は毎日のことだけに他所の土地に行った時、わが仙台の恵まれぶりに気づくわけだが。 近年、宮城県(仙台のある県ですよ)は「食材王国みやぎ」を合言葉にしている。海のもの、里のもの、山のもの、いずれも秀逸である。

「ずんだ」は枝豆の餡。もち、ダンゴで食べるのが普通だが、最近はラーメンなどにも。写真は、仙台の工芸品店しまぬきの新商品「ずんだの根付け」(1個368円)。ストラップにどうぞ
当然、季節季節に名物はあるのだが、今の時季なら「ホッキ」を挙げておこう。 仙台の南端、太平洋に臨む山元町磯浜のホッキ漁は、12月に始まり3月に終わる。徹底した管理漁業で知られ、量では北海道あたりに負けるが、品質は日本一と言ってしまおう。築地市場も認めている。産卵期となる2月以降は特に美味。生で良し、焼いて良し、ホッキ飯はなお良し。実は「貝の王者」だと、再び言ってしまおう。 残念ながら2月22日に恒例の「ホッキ祭り」は終わってしまったが、いま少し旬は残っている。急げ。 とはいっても、ぼちぼちホヤが始まるし、山菜が芽を出すし、牛タンや「ずんだ」や笹かまはいつでもあるし、焦ることはないのだ。季節は巡り、仙台には旨い物が今年もちゃんと順々にやってくる。







