
坂の向こうに山が見えたそこが北。有名な「大」の字(右大文字)があるのは東山だが北山にもある(左大文字)ので注意
京都で新生活を始める皆さん。ようこそ「いけず」の街、京都へ。「京都人はよそ者に冷たい」と世間に流布するうわさを信じて心配している向きもあると思われるが、それは無用。人口の1割が学生である京都市は、毎年結構な数の人口が入れ替わる。1200年前から「都」なので、意外と田舎もん(東京含む)比率は高い。
京都の特殊な風習といえばその住所表記。上ル、下ル、東入、西入など見慣れない表記が続き、通りの名前も烏丸(からすま)だとか釜座(かまんざ)だとか麩屋町(ふやちょう)だとかややこしい。しかも通称のためGoogle Mapに打ち込んでも出てこなかったりする。しかしそこは都人の智恵、なれたら便利なようにできているので心配なく。
覚えるポイントはシンプル、上ルは北、下ルは南、東入、西入はそのまま東西。碁盤の目に作られている京都市街は東西南北に正対しているので、頭の中に地図を浮かべやすい。あとは住所の示すとおりに歩けば目的地に達するというもの。例えば「烏丸通丸太町東入ル一筋目下ル」とあれば烏丸通と丸太町の交差する角を東(地図で言うと右)に行って最初の角を南へ曲がる。それで到着、まあ何と便利なこと。
慣れないうちは、そもそも東西南北が分からんと思うだろうが、そこも簡単。京都は北から南にゆるやかに傾斜しているので、「道の上っていく方に山が見えたらそっちが北」。それでも分からなくなったら、とにかく真っ直ぐ歩く。そのうち知っているであろう大きな通りに突き当たるので、右か左に曲がってまた真っ直ぐ歩く。そうすれば、いつか交差する知っている道に突き当たるので、そこで自分の位置が分かる。
知らない街の探索というのもまた楽しいもの。“迷うこと無い”京都の街歩きをお楽しみあれ。







