
越前温泉 日本海
緑豊かな越前市から山道を抜けていくと、眼前に日本海が広がる。海沿いの国道305号を南に下ると、右手に国民宿舎「かれい崎荘」が見えてくる。その隣に寄り添うような小さな建物、これが「越前温泉露天風呂 日本海」だ。
決して広いとはいえない温泉施設だが、海を眺めながら露天風呂につかることが出来る、言わば穴場の温泉だ。特に冬のこの季節、寒風吹きすさむ中、日本海の荒波を頭からかぶりながらの温泉は格別。
鉛色の空と黒い海、白い波しぶきの景色とくれば、やっぱり演歌!湯船から立ち上がり鼻歌を熱唱したくなるのは私だけではなさそうだ。
泉質はナトリウム炭酸水素塩温泉で、少し黄色がかった湯がヌルヌルする。
いかにもお肌に良さそう。疲労回復、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性皮膚病、痔などに効能があるとのこと。内湯はちょっと熱めで湯冷めしにくく、体の芯までホカホカと温まる。
ねらい目は晴れた日の夕方。
日本海に沈みゆく夕日を眺めながらの風呂は格別だが、今の時期これを拝めるのは相当確率が低いと言わざるを得ない。
ならば早朝!冬はつとめて!朝焼けが残る空の下、潮騒と海の香りを五感で感じながら全身リラックス、これが私をはじめとするローカル人間のお勧め。
早朝から開いている温泉施設はこの地域では稀。6時半営業開始の「日本海」だからこその楽しみと言える。







